こどもたちが学校ではじめてタブレットを手にするときに、一緒に機器を安全に長く使う方法を知ることと、最初のログインをやってみる時間をとってください。
GIGA初年度は全員が、次の年度からは、はじめてのタブレットは新入生だけがやることになります。
「開封の儀」など確かに箱を開ける嬉しさも大切ですが、そこに「税金で買ってもらったんだ」とか「自治体が貸してくれたんだ」という言葉は要りません。恩恵を受ける前に恩を着せないでください。嬉しさだけで他には何も要りません。
その代わりにタブレットがあって本当に良かったと思えるくらいたくさん使える環境と設定をお願いします。ぬか喜びは嫌です。ネットワークの軽快さこそ最優先されるべきでしょう。
はじめて手に取る時に、「この子はあなたのパートナーです」「学校だけでなくこの先ずっとあなたを助けてくれる」「しかしこの子は一人では何もできない。あなた次第で変わる」「あなたもこの子を助けてあげてほしい」と伝えたい。
保管庫にしまう時に貼るシールは、タブレットが持ち上がりなら、毎年貼り替えるといいでしょう。
新年度に、新しいクラスで、自分の保管庫番号をシールに書いて貼ると先生方の作業時間も減り、自分の番号を貼ることで自分で世話をすることを理解していきます。剥がれちゃったら自分で貼る。特別なシールでなく、私がどこでも買える丸シールを使うのはそこにも理由があります。
保管庫に向かう時に、狭いなら「一方通行で移動」しましょう。保管庫から取る時に「充電ケーブルは根本をしっかり持って」あまりこじらないで抜きましょう。タブレットを選ぶ時、本当はこういう部分が使いやすいかを選定基準に入れてほしかった。
取り出したら「赤ちゃんだっこ」(商標登録出願中)で席に戻りましょう。ともだちとぶつからないでタブレットも落としにくいです。
机に置く時は優しく。真ん中に置いて落とさない様にしましょう。ノートなどを開く時は端によけますが、置いておく場合はなるべく通る人が引っかからない様に。
保管庫にしまう前に自分で画面を軽く拭き取りましょう。そのために一人一枚クロスを持っていると便利です。
タブレットは精密機械。手垢や水分は防水だとしても決して良い物ではありません。
手垢だらけのスクリーンでは見づらい上に不快です。
しまう時は充電がされているか確認できるなら、確認しましょう。
充電保管庫は満充電な長時間続かない設定にしておきましょう。
ものによってはタブレット側で設定することもできます。
注意が多いように感じるかもしれませんがやってみると大したことはありません。
この時に体の動きについても練習していくと良いかもしれませんね。
移動時には動き出す前に周りを確認。
道路を渡るのに左右を確認するのと変わりません。
急に立ち上がらないでゆっくり。
走って行くほどの距離ではないはず。歩いていきましょう。
取り出しやしまう時にも何かにひっかかっていたりすると勢いでケーブルなどが破損します。動作の最初をゆっくりしてみる。
もちろん何らかの理由でそれが不可能なお子さんもいるかもしれません。それならその子に応じて対策を考えていきましょう。
所作を意識することで、安全につながります。人とのコミニュケーションでも大きな意味があります。
まだまだお伝えしたいことがたくさんありますが、【はじめてのタブレット】資料を作成しています。
12月初旬に公開!しばらくお待ちください。
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