ICT支援員さんを直感でやっていませんか?

学校でICT支援というお仕事をするのは実はとっても難しい時があります。

それは、支援員さんも、先生も、委員会も「ICT支援」って具体的に何か?思い描いていることが実はちょっとずつ異なる時です。


ICT支援員さんの業務がなんだかぼんやりしてしまうのは、「現場に寄り添う」ことの拡大解釈があると感じます。では現場が「何を頼んでいいかわからない」となったら、何もせずに一日時間をつぶすのでしょうか?やりたい先生だけがPCを使って、プログラミングをやればいいのですか?そうではありません。


ICT支援員さんは現場によってニーズが変わることが多いです。

それだけまだICT支援員さんのお仕事は確立していません。

ですから、あらかじめどんな支援を求められているか、すり合わせておくことが大切です。

そのためにはICT支援員さんだけがいくら頑張って準備しても、うまくいきません。

現場は何を必要としているのか、それはICT支援員さんにできる支援なのかは、ぜひ確認しておきたいことです。それができるのは委員会や学校の管理職の方になるでしょう。


これまでICT支援員さんは準備があまりできない状態で訪問する日を迎えることが多かったと感じます。それはまだこの仕事の内容や制限事項が明確になっていないからでもあります。会社でこれをやると決めているだけでは、現場のニーズとのずれがでたり、やってはいけないことまでやってしまうこともありました。


ICT支援員さんには最低でも、あらかじめ以下のことを文書など文字で伝えておいていただきたいです。そしてICT支援員さんと疑問が残らないようにお打ち合わせをしてください。


●導入されている機器とその運用ルール(新しく入ったものだけでなく、自治体や学校で先生方が遵守している、ICT関連の運用ルールなどをなるべく共有してください。)


●勤務先になる学校の情報(管理職、情報担当の先生のお名前、交通アクセス、昼食は給食か、外食か、お弁当持参かなど学校で1日過ごす上で必要な情報


●問題が起きた時にどこにエスカレーションするか。体調不良、機器故障・破損、人的トラブルなどの連絡方法(事前に決めていても問題は起こります。その時に誰に判断を仰げばよいかを明確にしてください)


そしてもう一つ、現場の先生方にも以下のことを言語化して周知してください。


●ICT支援員さんが来る日程と簡単なプロフィール(氏名と顔写真などがあると良いと思います)そして「勤務時間」これを明示してください。私たちも学校の先生の基本的な勤務時間を越えて何かをお願いしないように心がけています。


●ICT支援員さんに頼めることをあらかじめいくつか提示してください。この時、授業支援などは先生がメインで授業をして、支援員さんは机間を歩いて子供たちの操作をサポートする様子を示した画像などがあると良いでしょう。大切なのは「ICT支援員さんは授業をしない」ということです。ここを間違えて、「PCを使うなら」「プログラミングなら」丸投げしてよいと思ってしまうと非常に問題です。


●ICT支援員さんは個人情報にあたるデータは一人で取り扱わないことを周知してください。


SNSなどで時々みかけるのですが、入力業務と称して成績に関わるデータの取り扱いが依頼されることがあるようです。ICT支援員さんのみならず、今一度セキュリティガイドラインはお目を通してください。↓

https://www.mext.go.jp/content/20200225-mxt_jogai02-100003157_003.pdf

校務のPCに不具合があればどうしても必要な時があるかもしれません。

しかしその時もICT支援員さんにそのPCを丸ごと預けて席を外したりはしないでください。

もちろんICT支援員さんは個人情報を持ち出さないことは、契約上も約束している必要がありますが、セキュリティガイドラインに沿わない依頼は、お断りすることになります。万が一受けたことで罰せられたり、トラブルになるのは残念です。

悪気がなくても李下に冠を正さずというように後で問題になるようなことがないようにしたいですね。


もしも取り扱いをしなくてはならなくなることがあるなら、それ相応のスキルが必要になり、そのような人は正式にそれを業務として、取り扱う際の報告などを厳密にしておく必要も出てくるでしょう。














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