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執筆者の写真かんがえる社長

全校オンラインホームルームの実施を支援する

昨日はある中学校で支援している支援員さんから、「放課後に全校でzoom使って先生と生徒がつながるので、5クラス一度にやるから、助っ人に来て欲しい」と言われまして、急に行っても助っ人になるかはともかく、リアルで一斉zoom見られるから、うきうきとお手伝いにいきました。

本日は1学期終わりの日で、生徒は全員帰宅して、自宅からzoomにはいります。

事前に支援員さんから、注意点はなにか、環境的に可能かなどの質問が来て、答えていましたが、帯域的にも問題なさそうではあるものの、ホスト側は有線LANをお勧めして、学力テストで使ったインカム付きヘッドホンを使うようにお願いしました。


学校内のネットワークで全員がつながるわけではないので、5クラス各1名の先生がzoomの開催ができればいいなら、実施は問題ないと考えました。タブレットのキーボードをドッキングして、有線で繋ぎました。各部屋には大型テレビがありましたので、テレビの前に先生が座る形で、スタンバイ。定刻10分前までに入ってねとお知らせしてありましたので、続々と待機室に生徒たちが入ってきました。

「はじめてなんですー!すごいドキドキする」

「えっ!もう○○さんはいってる!早い!こどもはみんな慣れてるんですね」

といいながら苦手で手順書を何度も見ている先生もいれば、ちょっとドヤ顔で、「飲み会で慣れてますから」っていう若い男性の先生もいましたが、支援員さん曰く、9割の先生がもともと消極的だったという中学でした。しかし、これをやることにしたのは、女性の校長先生の鶴の一声でした。


会議室を立ち上げ、参加者の確認。先生が待機室のこどもの名前を見ながら入室許可。

参加者には一定ルールで名前をつけて参加するよう指示があらかじめありました。

そして、保護者には事前にあくまでzoomの操作の練習なので、自宅のネット環境によってはうまく映らない、音が聞こえないなどあるが、あくまで接続と操作のテストですから、心配しなくて良いとあらかじめお手紙は出してありました。

しかし全員がつながるのか?


1組目は1年生5クラス。一番不安の多い先生方からスタートしました。しかし、そんな心配を尻目に、こどもたちはパソコンやスマホで続々と参戦。あっという間に画面が埋まります。目視で名前を確認しながら、「あっ!もう全員いるいる!」

写った途端にこどもたちはそれぞれにこっとしたり、顔はうつらないようにしていたり色々ですが、先生の「ミュートにして」「ビデオオンにして」など指示が聞こえるたびに反応があり、しかも思った以上にラグもない。


何より驚いたのは、約束の時間に全員がアクセスしてきたことと、各々がばらばらのデバイスで、お父さんのパソコンだったり、Wi-Fiがないならスマホで参加できていたこと。家にWi-Fiないからやらないとか、通信量は?などという声はまったくなく、全体に各家庭が歓迎ムードを醸しているのがわかりました。みんな待ってたんだと感じました。


やりながら、先生方もチャットの使い方などを確認して、会話を楽しみ、「聞こえてたら丸してー」などと指示をして画面の向こうでこどもたちが思い思いに丸だったりグーだったり、手を振ったり楽しそうでした。なにより苦手と言ってた年配の男性の先生が、自分の分を片付けにいらして、「面白いもんですね!」と目をきらっとさせておられたのが印象的でした。


1.2.3年生が全クラス終わり、5時から不登校などのおこさんとのセッションがはじまりました。ここからは先生とそのお子さんたち一対一ですが、各部屋で、なんとどの子も参加してくれて、先生とお話をしていました。


最後のところは支援員さんにお任せして私は早々に帰りましたが、この感じ、ICTの可能性をものすごく体感できたのではないでしょうか。誰一人否定的なことを言う方がいなかったのが嬉しかった。


もちろんまだまだGIGAはこれから。一人一台持つようになった時、楽しいばかりではないでしょう。やはりリアルな現場にいて全てのお部屋を世話するICT支援員さんは多分業界1現場を知っている外部人材なのではないでしょうか。この仕事の楽しさ、素晴らしさとともに、価値をもっと認めてもらえるような日が来ることを願って明日からまた頑張ろうと思いました。

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