ICT支援員さんって、世の中に溢れていて毎日雇われるのを待ってるわけじゃあないって知って欲しい。
先日某私立中から支援員さんが欲しいと打診がありましたが、いやはやそれは支援員さんじゃないなぁ…という現実から程遠いお話をされて、困ってしまいました。
今私立の学校で必要とされるのは
導入コンサル
セキュリティ技術者
ネットワーク技術者
システムアドミニストレーター
広報ならびに渉外
このあたりです。これを「ICT支援員さん」と思っておられる方がとても多く、
結果そういう役目を背負ってしまっている支援員さんは多いと思います。
経験したらもう元には戻れません。
つまり、そのくらい学校内での「ICT」と分類されるものについて、その中身を一つ一つ誰に聞けば、どこを調べればわかるのか?すら、見当もつかない状態の人で溢れているってことのようです。
つまり今必要なのは、ITスキルよりももう一段上の視点から、この隙間仕事たちを振り分けることができるスイッチのような人です。
こんな状態だから、ICT支援員さんのイメージはみんな違う。自分のちょっとでもICTが絡んでいて困ってることを魔法のように解決してくれる人だと思われています。
そうかと思えば、すでに体験している先生の中には、何となく噂に聞いて、自分よりも知識はあまりない、アルバイトの人が来ると思ってる方も少なからずいらっしゃいます。
また、それ何?くらいで、自分にはまったく関係ないと思っている方々もまだまだたくさんおられます。
しかも初めてあなたのところに雇われたICT支援員さんは、あなたのこれまでの気持ちもご苦労も、あなたの学校のことも、なにも知りません。
あなたがもしも「手助けなんかなくてもできる」という方なら、支援員さんに期待などしないかも知れない。
現状あなたのやり方こそが最善で、最適であると思うならそれを伝えるために支援員さんに話しかけてほしい。
同じ問題を解決する方法は、いくつもあって、何も会話しなければ、出された問題に、支援員さんは自分の知識だけで対応しようとしてしまうでしょう。
それが、あなたの知る最善とは程遠かったなら、きっとがっかりすることでしょう。
でも、あなた以外の先生が一人でできない状態にある時、あなたの授業をみせてくれたら、支援員さんはあなたのノウハウを
ほかの先生にも伝達してくれるでしょう。
ただし、この考え方は、一つのリスクを含んでいます。
それはこの「できるあなた」が支援員さんに自分の想いを伝達してほしいと思うゆえに、支援員さんのお世話役になってしまうことです。
それでは本末転倒ではないですか?
本当に期待する効果を得るには、やはり支援員さんの心算や下準備は必須だと感じます。
はじめて学校に支援員さんを入れるとき、これまでは落札されたあと、短すぎる期間で人を探してなんとか間に合わせるようなことが多かったのではないでしょうか。
多少ベテランが来たとしても、事前準備の時間はこの制度のせいでとても少なく、厳しい条件でICT支援員さんは学校に訪問していたと思います。
しかし、このGIGAの恩恵で、支援員さんが入るかも知れない確率があがりました。
派遣する側に勧められてよくわからないままではなく、雇う側が少なからず「どうやら必要らしい」と思って「助けて欲しい」とお問い合わせをくださるようになったのです。でも、まだ多くの先生がICT支援員さんに「何を」「どのように」支援してもらえばいいのかはぼんやりしています。
「現場に寄り添う」という言葉が示す意味をぼんやりしたままで進めれば、共倒れにしかなりません。
だからこそ、スタートアップが必須なのです。そしてスキルアップも必要なのです。
ここに書いてある支援員さんを見て、あなたが期待する想像するような働きをしてもらうには、あなたを知らなくてはできません。あなたを知ろうとする姿勢をもち、あなたのために全力を出せる、支援マインドを持つ支援員さんにどうか活躍して欲しい。
そのノウハウをお伝えし、そのマインドを持続してもらうために弊社があります。
働いてもらう学校側も、派遣する受託側も絶対損をしないICT支援員育成をご提供します。
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